紅葉狩

Momiji gari

朝廷に仕える中納言”平維茂”は鹿狩りの旅に出かけたが道に迷ってしまい、信州戸隠山にたどり着く。

道を探して谷を下っていた所、紅葉狩の酒宴をする美しい女達に出会う。

維茂は道を尋ねるが、道は後にして酒宴に加わるよう女に誘われ、誘われるままに酒を飲んだ維茂は酔いつぶれて眠ってしまう。

この女達こそ戸隠山を根城とする鬼女であり、眠る維茂に襲い掛かる。

その時、維茂が日頃信心する八幡大菩薩が現れ鬼女を追い払い、維茂に神剣を授ける。

正気を取り戻した維茂は鬼女の岩屋へ攻め込み、妖術に惑わされながらも神剣の威徳により見事退治するという物語。

見どころ：三人の鬼女の妖艶な舞、徐々に本性を現す様子をお見逃しなく。