「鬼人に横道無きものを」 大江山鬼人物語最終章

大江山

Ohe yama

一条天皇の御代、丹波の国大江山に”酒呑童子”なる悪鬼が立て籠もり、悪行の限りを尽くしていた。

これを嘆いた帝は、武勇に優れた摂津守”源頼光”へと酒呑童子征伐の勅命を下し、頼光は山伏へと姿を変え、四天王を引き連れ大江山へと向かう。

頼光一行は、大江山への道中で神より御告げを授かり、鬼が飲めば毒となり人が飲めば良薬となるという「神変鬼毒酒」と神剣を授かる。

 さらにその道中、囚われの姫”紅葉姫”に出会い、姫の案内で童子の館へたどり着く。一夜の宿を所望した頼光一行は、怪しむ童子の激しい問答の末に宿泊を許され、「神変鬼毒酒」にて酒盛りとなった。酒が回った頃合いを見て頼光は童子に切りかかり、激しい戦いの末に退治するという物語。

 

見どころ:戻橋から始まる物語の完結編。頼光扮する山伏と、童子の問答が見どころです。